遺産相続で父がとても辛い思いをした

遺産相続についての話し合いというのは被相続人が亡くなった後に行うものですが、被相続人が亡くなった後、多くの人々がショックを受けている中で行わなくてはなりませんので、それだけでも精神的には大きなダメージとなってしまいます。
しかし、このようなダメージがあっても相続協議は行わなくてはなりませんので、どの後家庭でもしっかりと解決していくのですが、このような内容ではなく、遺産相続問題や二次相続によってとても辛い思いをしてしまう人もいます。

ここでは実際にあった体験談をもとにどのようなケースだったのか対処法などについても考えていきましょう。

二次相続によって父はとても辛い思いをしたので、家族で支えるのが大変だった

私の家庭は母と父、それから私の兄がいて4人家族でした。
母が亡くなった時相続問題が発生したのですが母の相続というのは私を含め、兄と父が行ったので、ここで大きなトラブルになってしまうことはありませんでした。
その際に父は母の遺産相続を放棄し自分の取り分を兄に全て託したという状態になっていました。
兄は長男ですので、今後父が亡くなったことを考えてもたくさんの財産を受け取るということに私自身も不満がありませんでしたので、その段階で問題なく解決したものだと思っていました。

しかしその後兄が病気になってしまい、ほどなくして亡くなってしまったことによって母が亡くなった時に父が放棄して兄が相続した部分の財産はすべて兄の奥さんに相続することになりました。
兄には子供がいなかったので、奥さんが配偶者として相続を受けたのですが、兄と父は同居していたため兄が亡くなったことによって相続を受けた奥さんが、父に出ていて欲しいと言いました。
もちろん父と奥さんというのは赤の他人ですから、そのまま同居を続けるのは難しいと言えるのですが、だからといって本来、父が相続するべきだった母の財産まですべてを最終的に二次相続で受け取っておきながら、何の面倒も見ず、ただ単にうちの父を追い出すような形になったため、うちの父は泣く泣く家を出るしかなかったのです。

その時私は自分の家に呼びたいと思っていたのですが、私も今の主人のご両親と同居しているために父を呼んであげることができず主人と相談した結果、父が生活をするためのアパートを借りるお金などはすべて私たちが捻出しました。
その後の生活についても父はある程度仕事をしながら細々と生活をしていますが、あまりにも兄の奥さんは冷たいと思い、今現在ではほとんど関係を持っていません。
法律上としては、奥さんの主張が通ってしまうものだと税理士の先生に言われたのですが、人情としてあまりにも冷たいことで、あの時の父は本当にかわいそうで見ている方も辛かった思いがあります。

奥さんにしてみれば沢山の財産を手に入れて今頃は贅沢な暮らしをしているのかもしれませんが、兄の気持ちを考えても何だか残念な気持ちになってしまいます。

二次相続によるトラブルも少なくない

上記のようなケースは実際に法律上はなんの問題もなくお兄様の奥様の主張は通ってしまうものですが、やはりご家族としては気持ちの部分でお兄様の奥様を恨みたくなってしまうでしょう。
かといってここでトラブルになったところで財産を返せなどということはできませんので、お父様が家を出なければならなかったのは仕方がないと言えますが、二次相続というのはこのような問題が起きてしまう事も多いので、自分の取り分がある中で相続権を放棄するときには十分考えなくてはなりません。

実際に相続を放棄した方が良いのかと悩んだ時には、まず税理士さんに相談し、相続問題についてもアドバイスを受けると良いでしょう。